気晴らし旅日記

週末旅した軌跡を残しています。地球をたくさん歩きたい。

【2023年9月】ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学(無料試飲付き)

9月は北海道の余市へ、ニッカウヰスキーの工場見学に行ってきました。北海道は何度か訪問したことがあるのですが、小樽から先へ行ったのは初めてでした。

余市蒸溜所

早速入場

駅を出て直進すると蒸溜所の入り口が見えてきます。予約時間の15分前から受付開始になり、人がぞろぞろとやってきます。

中に入るとエントランスに当たる部分と、実際に職人さんが通行に使ったり、機材の運搬を行う道路が引かれています。

余市蒸溜所では石炭直火蒸留と呼ばれる方式で、適切な火力を保つために人がつきっきりで石炭をくべ続ける事が必要なんだそうです。ちょうど見学しているときも石炭をくべるタイミングがありましたが、扉をあけると轟々と炎がたぎっていて熱気が伝わって来ました。

また余市で製造される重厚なウイスキーは、この〈ポットスチル〉(茶色い部分)と職人が適切なタイミングで石炭をくべることで生み出されるんだそうです。

また製造されたウイスキーが保管されていた場所(商用は今は別の場所を使っているそうです)も見学できました。ひげのおじさんが印字された樽が素敵でした。

無料テイスティング🍻

見学の最後に20分間の試飲タイムです(待ってました)この日の試飲対象は以下でした。

それぞれ1cm程度注がれたグラスを受け取り(この時点ではストレート)、それぞれロックにしたり、ハイボールにしたり、好みの飲み方で試飲できました。自販機でちょっとしたおつまみも売っているのですが、チョコレートなどお洒落なものが多かったです。

スーパーニッカとシングルモルト余市を飲み比べてみると、シングルモルトのほうが重厚で蒸溜所見学で見てきた石炭直火がこの味わいを生み出しているのだなあと、感じました。

個人的にはアップルワインが気に入ったので、この場所でしか買えない限定ラベルを購入しました。

RITA‘SKITCHEN(お勧め!)

ここはコスパがとても良かった(美味しさに対して価格が安い)ので、ぜひまた行きたいです。

注文したのは〈自家製糠鰊と玉ねぎのシンプルパスタ〉〈北海道産ポークスペアリブのニッカシードル煮 焼きりんごとポテト添え〉と、〈リタハイボール〉(写真撮り忘れ)ですが、スペアリブはほろほろまで煮込まれていて思っている以上に量も入っておりました。

パスタは 鰊(にしん) を使っているのですが全然魚臭さはありませんでした。初めての味でとても新鮮でしたが、こちらもツマミとしての量ではなく、本当に一食分でした。

リタハイボールはアップルワインを炭酸で割ったハイボールなのですが、前身の大日本果汁株式会社の頃に製造していたりんごジュースを彷彿させるような甘口のハイボールで、これも甘さもありつつさっぱりしていて、飲みやすかったです。

ウイスキーテイスティングもあって、時間と酔いが回ってなければぜひ挑戦してみたかったです。

ポイント

最後にまた行くときのため、注意するところなどポイントをかい摘んで残しておきます。

電車の本数が少ない

1時間に1本も通ってない時間帯があるので、ツアーの予約時間と電車の到着時間はよく確認が必要です。

小樽~余市間はICカードが使えない

この区間ICカードが使えないので、小樽までICカードを使う場合はここで切符を買うことが必要になります。札幌→小樽までは〈快速エアポート〉、小樽から先は在来線で向かうことが多いと思うのですが、小樽で乗り換えの時間が発生するためこの時間で切符を買うことが可能です。

時間調整のお店も少ない

駅近辺にはいわゆるお土産屋さんが少ないため、時間調整はニッカウヰスキーミュージアムとショップで行うことになります。
蒸溜所とミュージアムの入り口は別れているのですが、蒸溜所⇔ミュージアムへの通行証がもらえるため、こちらを使って往復するのが効率がよいです。

予約は当日まで粘ってみて

ネットから事前予約が必要ですが、人数が少ないため2人でも希望日/時間帯の予約が難しかったです。ネットでは前日12時までにキャンセルできるのですが、それ以降はTELキャンセルになるため、当日朝にTELしてみると滑り込める可能性があります。

※ ちなみに当方も1人分しか取れなかったので、当日朝TELして1名追加できる、ということで追加してもらいました

余市ウイスキーだけでなくワインも有名なので、次回はワイン目的で訪れても良いかなーと思っています。暑すぎず寒すぎずで散歩するには最高な気候でしたので、ぜひ9月に訪れてほしいです。