気晴らし旅日記

週末旅した軌跡を残しています。地球をたくさん歩きたい。

【2023年夏 イタリア旅行】フィレンツェ旅行記~芸術作品にこれでもかと触れる~

イタリア旅行のフィレンツェ編です。ナポリからフィレンツェに移動し、2日滞在する中でたくさんの芸術作品に触れてきました(本当に手で触れる距離感にあります)

中でも外せない観光スポットと、食べたものを整理しておきます。

ドゥオモのクーポラ

階段463段を登って〈ジョットの鐘楼〉と〈最後の審判〉のフレスコ画を見ました。オペラグラスで見ると一人ひとり、丁寧に描かれていてどうやって書いたのか、すごく気になりました。

登りきった景色も逆光でしたがとても美しかったです!

ジョットの鐘楼

なんと翌日の朝、隣の鐘楼にも登ってしまいました。こちらは414段です。

ドゥオモより階段は狭いのですが、休憩処(中間階というべきでしょうか)が4-5回有るので、座って休みをとりつつマイペースに登れました。こちらも逆光になってしまいましたが、朝の澄んだ空気を良い景色を見ながら味わえる、とてもよい場所でした!

ウフィツィ美術館

フィレンツェに行ったら絶対に外せないよ!と先輩に言われたので、美術館にも寄りました。この写真は外廊下の天井を取った写真ですが、美術館自体が相当広くうえに外廊下まで立派な装飾が施されているのに驚いて取った写真です。

中に入ってみると展示が本当に多く、教科書で見たことがある絵画の本物がガラス1枚のすぐ向こうに有り、筆のタッチまで見える距離で閲覧でき、写真が取り放題なのが驚きでした。

日本だとショーケースの中(へばりつかないと仔細が見えない)で、かつ写真禁止も多いので記憶にも記録にも残せるのはとても良かったです。

『プリマヴェーラ』 ボッティチェッリ作

プリマヴェーラサンドロ・ボッティチェッリ

『ヴィーナスの誕生』 ボッティチェッリ作

ヴィーナスの誕生サンドロ・ボッティチェッリ

ボッティチェッリの2つの作品は、題名は分からずとも何処かで見たことある絵画だと思います。『プリマヴェーラ』は古典神話を題材にした作品だそうで、右から左に物語は進んでいくそうです。

彼の作品は輪郭がしっかりわかるように描かれているのに、それでいて繊細さをのこし、目の書き方に特徴が有るように見えました。同年代の作品と比較すると、目の丸みがわかるように書かれているが二重幅が割りと細めに(アジア人にもいそう)に描かれているなと思います。

『受胎告知』 レオナルド・ダ・ヴィンチ作

『受胎告知』 レオナルド・ダ・ヴィンチ

ダヴィンチの作品だとモナリザが有名ですが、これもデビュー作と言われているものです。遠近法を用いられているため、背景の景色と手前側の2人を見比べると奥行きがはっきりわかるかと思います。

実際に見てみて、ダヴィンチの特徴は ぼかし かなと改めて思いました。よく目にするモナリザも少しぼかしが入っている印象(輪郭がはっきりしない感じ)がありますが、あれはあの作品だけでなく他の作品でも再現性がありました。

下記の『キリストの洗礼』では、左下の天使2人がダヴィンチが描いたものとされていますが、顔の輪郭や表情の影が右上2人とは異なるのがわかるかと思います。

『キリストの洗礼』

『キリストの洗礼』

ダヴィンチが書いた部分の拡大ですが、ぼかされている故の、表情の柔らかさが伝わるかなと思います。こんな表情を描けるなんて、やはり天才と言われる所以だと思います(現在でもこれが描ける人はそうそういないと思うのですが、15世紀に描かれていたなんて。。)

『ヒワの聖母』 ラファエロ作

『ヒワの聖母』 ラファエロ・サンティ作

続いてはラファエロの作品です。彼もダヴィンチ、ミケランジェロと並ぶ三大巨匠のひとりで、短い人生の中で建築や絵画など様々な作品を残したそうです。

これもその中の一つで友人の結婚式祝に描かれた聖母子画なのですが、一度は地震被害で割れてしまったものの修復がなされ、写真の通り展示がされています。

『メドゥーサ』 カラヴァッジオ作

『メドゥーサ』 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ

斬首にされた魔女メドゥーサの最後の瞬間が生々しく表現されている、ミケランジェロの作品です。これはキャンバスではなく、円形の縦に描かれているので横からみると前に湾曲していて、それがより顔の立体感を生み出している気がします。

ミケランジェロの作品は、一番実際の人間らしく描かれていて、特に影(陰影)の使い方が他2人と比べても抜き出ている印象でした。

食べたもの

ランプレドットのパニーニ@中央広場

フィレンツェ中央市場でパニーニを食べました。日本でいうモツ煮をパンに挟んだようなものですが、この地域では牛の第4の胃を香草と塩コショウで味付けして煮込んだもの(=ランプレドット)が有名なんだそうです。

注文すると店員さんが目の前で刻んでサルサソースなどで味付け~パンに挟んでくれるのですが、この鍋から美味しそうな香りが漂っていて、本当に待ちきれなかった😂

挟んでいるパンも日本のパニーニで使われるものより硬めで、ソースを吸収するからこそ美味しく食べやすい硬さに化ける代物でした。

マスカルポーネチーズとバジルのパスタ@中央広場

2日続けて中央広場でランチです。今度はパスタを食べたのですが、とても重くて胃もたれをこらえながら食べました(暑かったのでバテていただけかもしれませんが、オイルとチーズが胃にきました…)

バジルソースが絡まったパスタの上に、マスカルポーネチーズとトマトが乗っていて、ここのトマトも皮厚めでかつフルーツトマトのような甘さもありました。

2日連続でお世話になった中央市場は、観光名所から少し離れた位置にありますが、徒歩で十分回れる場所です。

〈Venchi〉のジェラートサンタ・マリア・ノヴェッラ

駅で電車待ちの間にジェラートです。イタリアに来てようやくです。

ピスタリオとダークチョコレート味で、カップの内側にはラズベリーチョコレートが塗ってあり、上にはチョコレートが刺さっている甘々なデザートです。

内側に塗ってあるラズベリーがほどよく酸味があって、とても美味しかった~!

駅構内だけど30℃くらいで暑かったので、写真を取ったタイミングですでに溶け始めてますね☼

フィレンツェ観光と電車移動で気をつけること

  • ドゥオモと鐘楼の比較
    • クーポラの天井画をしっかりみるにはオペラグラス必須
    • 時間制限について 
      • ドゥオモは時間管理スタッフがおり、時間制限あります
      • 鐘楼は時間制限が無いので好きなだけ頂上にいれます
    • 写真のとりやすさについて
      • ドゥオモはフェンスが無いため、景観良いままを写真に残せる 
      • 鐘楼はフェンスで囲われていてレンズだけ隙間から出して写真を撮る必要あり(自撮りはフェンスが絶対に入る)
    • 上りやすさについて
      • 中間層(座って休めるところ)は鐘楼のほうが多い
      • 鐘楼は階段が狭くすれ違いや追い抜きが難しい
      • ドゥオモは階段ですれ違いはでき、階段の曲がり角で一時停止して追い抜いてもらうことも可能
  • 電車について
    • スーツケースを通路に置けず(どちらも車内サービスが有るため)、網棚の上 or 号車連結部分にあるスーツケース置き場に置く必要がある
      • 網棚のうえは2-3泊用が限界サイズ
      • スーツケース置き場は数に限りがあり、ワイヤーロックは要持参

        .italo Primaクラスの車内

        .italo Primaクラスの車内
    • 進行方向に席を向けないため、後ろ向きに電車が進むことがある
      ※ .italo社の高速鉄道 / Trenitalia社の FrecciaRossa(フレッチャロッサ)のどちらでもありえる
    • 当日券も購入できるが事前予約のうえ、印刷  or アプリでチケットを持っていくと良い
    • 座席クラスによっては車内販売がある

      .italo の車内サービスでちょっとしたお菓子と飲み物

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